代表挨拶

 TSUBASAファーマ株式会社は、環状ホスファチジン酸(cyclic phosphatidic acid:cPA)の臨床応用を目的とした会社です。まだ動物実験の段階ですが、様々な疾患の治療薬として期待できるデータを、数多く得ることができています。

 本邦における研究・開発・臨床のそれぞれは、紛れもなく世界最高水準です。優秀な人材が、努力を惜しまず取り組んでいます。にもかかわらず、日本発の医薬は決して多いとは言えません。大きな原因の1つは、各職種間の相互理解欠如なのではないかと考えます。研究段階で期待された数々の医薬候補の情報が、製薬会社・臨床医には届かず、あるいは届いたとしても十分なプレゼンテーションがなされずに、日の目を見ることなく埋もれてしまっている現状があります。

 当社では、基礎研究者と臨床医が経営を担うことで、上記の問題を解決したいと考えています。小さな会社ですが、想いを共にして下さるたくさんの方々のお力をお借りしながら、日本発の医薬を1日でも早く日本の患者さんたちに、そして世界中の患者さんたちに届けるために、これからも力を尽くしていきます。

2024年8月
TSUBASAファーマ株式会社
代表取締役社長 M.D.

取締役

室伏 きみ子(研究担当)Ph.D.ビューティ&ウェルネス専門職大学 学長
(お茶の水女子大学 名誉教授・前学長)
村上 克己(財務担当)元 米国サンリオ CEO・President・CFO
滝澤 公子 Ph.D.元 お茶の水女子大学 大学院講師
室伏 景子 M.D., Ph.D.